【竜平】
「(掌玄流秘指技──<九拾七式>)」

【玲亜】
「きゃふぅぅぅっ──! しょ、しょんなっ──こんなっ、あひぃぃっ、ありえない──乳首もクリちゃんもっ、感じすぎちゃうぅっ、気がおかしくなるぅぅっ!)」

玲亜は狂乱し、声を抑え切れずに車内に響き渡らせてしまう。

【玲亜】
「(こんなっ、かはああああっっ──ありえないっ、わたしっ──乳首もっ、クリちゃんも、弾けるぅぅっ、イグッイグッ──イグぅぅぅっっ〜〜!)」

【玲亜】
「「ひっ……んっっ……っっきゅううぅぅぅうううぅぅううううううぅぅうぅうぅうううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ………………!」

【玲亜】
「(あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……! んっ、きゅっ、ひいぃいいっ……! んん〜〜〜っ……イってる……止まんないっ……あっ、あっ、あっ……!)」

玲亜は恍惚の表情で、潮を吹き続けていく。

【玲亜】
「(かはっ、はぁっ、はぁっ……はひぃ、あんなに激しいの、初め……あふぅ、まだ、乳首とクリトリスがじんじんして……んぁっ、まだ、んっ、んふぅぅっ♪)」

絶頂の波がようやく治まると、玲亜は惚け放心状態のまま、こちらを見つめてくる。

【玲亜】
「(はぁ……はぁ……はぁ……んっ、はぁ……はぁ……ふぅ…………ひあっ!?)」

すると突然、穏やかになった呼吸に紛れて、玲亜の口から、硬質な異端物のような声が吐き出された。

【竜平】
「もしかして、また尿意?」

【玲亜】
「……い、いきなり……また催してきて……ぅぅ、漏れそう〜〜……」

【竜平】
「我慢できそうにない?」

【玲亜】
「げ、限界っぽいです〜〜はぁ、はぁ……ぁぅぅ〜〜」

【竜平】
(……もしかして、そういう体質なのか?)

強烈なオルガスムスを体験すると、強烈な尿意を催す……まあ、ありえないとはいえない。

【玲亜】
「つ、つぎの駅って……はぅぅ〜〜ぅぅっ、ぅぅ……」

【竜平】
「さっき真里園に停まったばかりから……つぎは舞方まで止まらないよ。あと5、6分は停まらないはず」

揺れる車内で5、6分、尿意を堪えるのは、女の子にはかなりな試練だ。

【玲亜】
「うぅ〜〜……く、ぅ……せ、先輩〜〜……」

いますぐにも膀胱が決壊して、漏らしてしまいそうなほど切羽詰まっているのは誰の目にも明らかなほど。

【竜平】
「……最後にトイレにいって、用を足したのって、いつ?」

【玲亜】
「えっと……たしか、漫研活動中に1回……トイレにいったきりで……それからいってない……)」

【玲亜】
「そのあとは、先輩と一緒に学食へいって……くふっ、んぁ……そのあとは、ずっと先輩と一緒でしたから……ぅぅ、ぼ、膀胱が……く、苦しい……です」

【竜平】
「が、頑張れ!」

俺としてはそう応援するしか。
なるべく玲亜の身体が揺れてしまわないよう支えてやりながら、俺はひたすら念を送りつづけた。